HANABI 第2版(花火 第2版)は、アントワーヌ・ボザによってデザインされた協力型ボードゲームの改訂版で、プレイヤーが協力して花火を打ち上げることを目指します。基本的なルールは初版と同様ですが、いくつかの新要素や改良点が含まれています。

■概要

・プレイヤー数 : 2-5人
・プレイ時間 : 約25分
・対象年齢 : 8歳以上

■ゲーム内容

HANABI 第2版は、各プレイヤーが自分の手札を見ずに他のプレイヤーに見せ、協力してカードを正しい順序で場に出すことで、美しい花火を完成させることを目指します。

■プレイ方法

1. セッティング:
– 各プレイヤーにカードを配ります(プレイヤー数に応じて異なる枚数)。
– 2-3人の場合:5枚のカード
– 4-5人の場合:4枚のカード
– 各プレイヤーは自分のカードを他のプレイヤーに見えるように持ちます。
– ヒントトークン(8枚)とエラーカード(3枚)を用意します。

2. ゲームの進行:
– プレイヤーは順番に以下のアクションのいずれかを行います:
1. ヒントを与える:他のプレイヤーに手札のカードについての情報を与えます。
– 例:「あなたの手札のこの2枚のカードは赤です。」または「あなたの手札のこのカードは2です。」
– ヒントを与えるたびにヒントトークンを1枚消費します。
2. カードを捨てる:手札のカードを1枚捨て、新しいカードを山札から引きます。これによりヒントトークンを1枚回復します。
3. カードを出す:手札のカードを場に出します。正しい順序でない場合、雷トークンを1枚失います。
– 各色のカードは1から5の順序で出す必要があります。

3. 追加ルール(第2版の新要素):
– 虹色の花火:第2版には、新たに虹色の花火カードが追加されています。虹色の花火は他の色と同じく1から5までのカードで構成されており、プレイヤーはこれを他の色と同様に正しい順序で場に出す必要があります。虹色の花火カードに関するヒントは特別なルールが適用されることがあります。

4. ゲームの終了と勝利条件:
– 全ての色(および虹色)の花火を完成させること。
– 雷トークンが全て失われた場合、ゲームオーバー。
– 山札が尽きた場合、全員がもう一度ずつ行動した後にゲーム終了。
– 最終得点は打ち上げた花火の数で決まります。

■得点

– 各色の花火の最後のカード(数字の5)が打ち上げられている場合、その色は5点として計算します。
– 合計点がゲームの結果となり、次のような評価を得ます:
– 0-5点: ひどい
– 6-10点: まだまだ
– 11-15点: まあまあ
– 16-20点: 見事
– 21-24点: 素晴らしい
– 25点: 完璧

■戦略と注意点

– コミュニケーションと協力が鍵です。効果的なヒントの使い方が重要です。
– ヒントトークンを適切に管理し、必要なときにヒントを提供できるようにすることが大切です。
– 自分のカードを推測し、他のプレイヤーの行動を観察しながら行動することが求められます。

HANABI 第2版は、初版の魅力をそのままに新要素を加えたバージョンで、より多様な戦略と協力の楽しさを提供します。